肥後漆喰とは、古来より受け継がれる、肥後の伝統的な左官塗り壁材です。 熊本城の漆喰壁がその代表です。 肥後漆喰は有明海で採れた赤貝の殻を主原料に、稲穂、海藻などの、自然素材のみが使用されています。 現在に見る一般的な漆喰は肥後漆喰のように貝殻を使用するのではなく、石灰岩を使用しています。石灰岩は、自然界に蓄積された限りある資源です。それに対し、貝殻は中身を得た後は捨てられてしまうものです。肥後漆喰は限りある資源を採取するのではなく、捨てられてしまう資源を利用して、新たな価値を生み出している材料と言えます。 この肥後漆喰に、伝統を引き継ぎながら、新たに色彩やデザイン性を加え、地産地消と環境保全を可能にした材料こそが『現代肥後漆喰』なのです。 |
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【現代肥後漆喰 特徴】
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